プラチナ?ホワイトゴールド?で迷ったら
プラチナとホワイトゴールド
「何が違うのですか?」
「どっちでオーダーすべき?」
ここではプラチナとホワイトゴールドの違いと「これをオーダーすれば良い」が判るポイントをご紹介します
プラチナとホワイトゴールドの違いと特性
じっくり読める方は、グレー色のバーをクリックで。お急ぎの方はその下の「☆メリットとデメリット」におまとめしました。
プラチナもホワイトゴールドも見ためはどちらも白い金属
プラチナは「Pt」と表示され和名は白金と書いて「はっきん」と呼ぶ天然貴金属です。鉱山で採掘されたときから「渋い銀色」をしています(画像:左)ホワイトゴールドは「WG」と表示され、元は「金」からつくられたもの。ですので採掘された時は「黄金色」(画像:右)をしています。黄金色をしている「金」に「銀」や「パラジウム」の白い金属を混ぜていき見た目が白くなるようにしたものが「ホワイトゴールド」になります。簡単に言いますと
プラチナは元から白い金属で、ホワイトゴールドは加工して白くなった金属
ということになります
そもそも何故ジュエリーの素材にはプラチナやゴールドが使われるのでしょうか?
「稀少で高価な金属だから」
「光沢が美しいから」
「錆びない金属だから」
「品質が永年変わらないから」
~どれも正解です~
ですが、もう一つとても大切な理由があります。
プラチナも金もジュエリー向きの貴金属
それは、繊細で細かなデザインに対応できる「ジュエリーの加工に向いている金属」だからなのです。金属というと一般的には「硬くて強い」イメージがあります。ですが硬いだけではジュエリーの繊細な細工ができません。画像のようにメインのダイヤを取り巻く メレダイヤ(0.1ct未満ダイヤ)を留める爪は直径わずか0.6mmほどの細さとなります。
柔らかい金属だからできる
仮にこの爪をプラチナや金以外の金属、例えば「鉄」で作ったとしましょう。
ダイヤモンドを留めようと「鉄」の爪をゆっくり曲げてダイヤに沿わせようとした途端に「ポキンッ」と折れてしまいます。プラチナや金を使って同じことをすると、爪はしなやかに曲がり見事にダイヤモンドを押さえる爪となってくれます。ジュエリーの加工には金属の「柔軟性」が必要となるのです。
プラチナ特性
プラチナは「粘性」と呼ばれいわゆる「粘り気」のある金属として知られ、この特徴を活かして細い繊細な爪を曲げたり起こしたりを繰り返ししても折れることなくダイヤモンドをしっかりと留めてくれます。
ゴールド特性
ゴールドには「展性」と呼ばれる特徴があり、わずか1グラムの金を細く長くしていくと富士山の高さ(3776m)まで引き伸ばすことできるそうです。身近な例としては「金箔」です。お祝いの席でお酒や料理に添えられる金箔は厚みわずか0.0001mm だそうです。
このようにプラチナも金も他の金属には無いその特性で、古来よりジュエリーの素材として使われてきました。現在も様々に進化した美しいより細かなデザインにもプラチナと金の柔軟性は対応し今日も変わらずジュエリー素材として大切にされています。
今度は純度のお話になります。プラチナとホワイトゴールドの核心に近づいてきました。もう少し頑張りましょう!
前項ではプラチナや金がジュエリー加工に向く「柔軟性」を持っていることを書きましたが、皮肉なことにプラチナも金も純度100%のままジュエリーに使うと支障が出てしまうことが分かっています。
プラチナの適正純度
プラチナは粘り気が出過ぎて 逆に加工しづらいという難しさがあります。
そこで加工をしやすくするために10~15%他の白い金属を敢えて混ぜて粘り気の調整をしているのです。その純度が指輪やネックレスに下記のように刻印がされています。Pt900=プラチナ純度90% Pt850=プラチナ純度85%
金の適正純度
金(ゴールド)も純度100%のままでジュエリーを製作すると柔らかすぎて変形が起きやすくなります。そこで製品になった時の強度を考え、敢えて25%は他の金属を混ぜて金の強度の調整をしています。K18=金純度75% 残り25%銀や銅を入れて作ります。K14 やK10 という表示のものは金の純度を75%から58%や42%に下げて残りに銀や銅を入れています。金の割合が低くなり代わりに変色しやすい銀や銅の割合が増えるのでK14やK10のしなものはお手入れが必要になる場合があります。
ホワイトゴールドの作り方
ホワイトゴールド(WG)は75%は純金 残り25%に銀、パラジウムなど白い金属を入れて 見ためが白くなるように調合しています。
K18WG=金純度75%:銀やパラジウム25%
割合で考えると黄金色の金が75% 白い金属25%ですので、完全な白ではなくほんの僅かに黄色味を帯びて見えることがあります。そこでホワイトゴールドには「ロジウム」という(白い金属)のコーティングをかけて完全な白に仕上げています。
変色が全く無いのはプラチナ
前項からエタニティリングはプラチナ純度は90%、ホワイトゴールド純度は75%の金が使用されている事がわかりました。どちらも見た目は白い金属ですが、永続的に白い金属から色が変わらないのはプラチナになります。元から白い金属で一緒に配合されているのも金属も白いからです。また金もプラチナもほとんどの化学薬品に対して安定していますが、硫黄臭のある温泉や強い薬品に対して銀や銅は反応します。ホワイトゴールドには銀の配合割合がプラチナよりも多いですので、温泉巡りが好きな方や薬品を扱うお仕事をなさっている方はホワイトゴールドよりもプラチナを選ぶ方が良いです。
90%純度のプラチナはまだ柔らかい?
しかし90%純度のプラチナはやはり元々の特性「展性」が出ることがあり、
ジワ~っとした力が加わると指輪が変形することがあります。これはK18にも同じ事が言えるのですが、それでも90%純度と75%純度ですと90%の方がその特性は出やすくなります。その特性をコントロールしながらプラチナの加工を行う職人には高度な技術が必要とされます。
世界シェア多数はホワイトゴールド
そのせいか、世界のジュエリーの歴史から見るとプラチナをジュエリーに使う文化は、ほぼ日本だけなのです。ヨーロッパを始め海外ジュエリーの白い金属は、ほぼホワイトゴールドで作られてきました。つまりホワイトゴールドの方が世界に歴史もシェアが高いということになります。この影響からもともとはプラチナ志向であった日本のジュエリー界もホワイトゴールド派が増えていき、今ではプラチナ派と二分されることになりました。
「プラチナ?ホワイトゴールド?」
☆メリットとデメリット
ここまでのお話、まとめました
◎プラチナを選ぶメリット
①毎日使っても永久に変色しない
②酸・硫黄にも強い
温泉好きの方 薬品を使うお仕事の方
③日本でのステータスが高い
④渋い銀色が落ち着いたイメージになる
⑤比重が高いので重厚感を感じる
⑥現在相場が落ち着いているので
以前よりも安くに購入できる
△プラチナのデメリット
①粘性が高く、力が長く加わると
リングが変形する心配がある
②ゴールドよりも加工技術が必要
製作費用がやや割高
◎ホワイトゴールド
を選ぶメリット
①全体強度はPt900よりK18の方が強い
②製作費用はプラチナよりも安い
③仕上げのコーティング(ロジウム)で
全体が明るく肌映りが良い
△ホワイトゴールド
のデメリット
①長期使用により多少色戻りする可能性がある
②金相場の上昇でプラチナより高くなっている
③温泉でK18中の銀が変色することがある
結論!全てこれで解決!
エタニティリングは、プラチナ素材で5倍強度の鍛造(たんぞう)を選ぶ!
これで変色も強度も解決できます!
プラチナは変色の心配が永年無いという事でとても重要なポイントです。
しかし、全体強度のことが気になりました。
プラチナの柔らかさも5倍強度の鍛造エタニティリングで解決
その悩みを解決させたのが5倍強度の鍛造エタニティリング。図からもわかるように耐久性が高い。通常のリングが11kg圧で変形を始めるのに対して5倍強度をもつ鍛造エタニティリングは54kg圧までなんともない。54kgといえば大人一人がこの小さな指輪1本の上に立っても大丈夫という事。これは本当に凄いことなのです。これで変色も強度も両方解決できます!
5倍強度エタニティリング
の強さ
5倍強度エタニティリング
で3つの安心を選ぶ
- 強度5倍で ◎指輪が変形しない
- 石留め爪強化で ◎石落ちしない
- 表面硬度強化で ◎小きずがつきにくい
※1 約54kg 負荷までテスト済み
プラチナ素材で
変色しない安心を選べば
これで完璧なエタニティリング
5倍強度エタニティリング
デザインもご紹介
爪留め [たんぞう sweet]
1.3mm/1.5mm/1.9mm/2.2mm/2.5mm/3.2mm
彫留め [たんぞう rose]
1.6mm/2.0mm/2.4mm/3.0mm
レール留め [たんぞう dear]
1.6mm/2.0mm/2.4mm